発売以来、安定した人気が続いているDualline(デュアルライン)スマートキーキーケースですが、
10月中の再販に向け製造中です。
すべてのパーツが揃い、そのパーツ同士を組み合わせている段階です。
マチのパーツにシャンタンという裏地を貼っているところです。
革は刃型で抜いてから、次に裏地を貼るという手順になります。
大きなパーツの時に先に裏地を貼ってから刃型で抜いた方が効率がいいと思うかもしれませんが、ひとつ問題があります。
裏地のシャンタンという生地には細かい目が平行に走っているので、斜めにならないように抜く必要があります。
しかし、抜く時は裏地は下側になり目の方向がわからないため、この目に刃型を合わせて抜くことは困難です。
では、裏地のシャンタン生地を上面にして見える状態で刃型を合わせればいいのでは?
と思うかもしれません。
しかし、刃型で抜く時は革の表情を見ながら位置や角度を決めて抜くため、裏地の面を上にして抜くこともできません。
やはり手間はかかりますが、今の手順で進めるのが確実な方法です。
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