「デシ」という単語、デシリットルという単位を小学校で習って以来、日常では使うことはほとんどなくなりました。
しかし皮革業界ではこの「デシ」という言葉をよく使います。
革のサイズを表す単位だからです。
皮革業界で言う1デシとは10cm×10㎝の正方形です。
デシ(deci)は「10分の1」を表し、1dmは1mの1/10で10cmを意味し、10cm×10cmの面積は1デシ平方メートルという正式な単位の名称で、略してデシ(DS)と言っています。
「この財布は20デシの革が必要です。」
のように使います。
裏地などに使う、革以外の素材もデシで計算します。
ちなみにメンズの長財布を1個つくるのに15から20デシくらいの革を使います。
皮革業界では、メートル法が施行された1959年(昭和34年)からデシが適用されています。
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