毛羽立っている裏面に「目止め剤」を塗って毛羽を寝かせてなめらかにしていく作業を「磨き」といいます。
目止め剤は容器に入った状態だと白いですが、塗ると透明になります。
容器を傾けても流れ出ないほど粘度は高いのですが、さらっとしていて
ベトつくような嫌な感触がありません。
乾いた後に粉っぽくもならない、とても不思議な材料です。
布を指に巻いたりたたんだりして、裏面全体にまんべんなく塗ります。
その後、毛羽を寝かせるように少し力を入れて塗り込みます。
革の裏は毛羽の流れる方向があるため、その流れに沿って塗ると早くきれいに仕上がります。
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