Dualline(デュアルライン)シリーズのスマートキーキーケースを製造中です。
裁断した革は重ねて厚紙や段ボールで挟みます。革は紙のように滑らないので綺麗に重ねるだけでも手間だったりします。
芯材を革に貼ったところです。
革は柔らかい革や硬い革がありますが、柔らかい革をそのまま使うと、ペニャペニャで形にならなかったりと色々あり、芯材を貼ります。
以前、革裏そのままの雰囲気でコインケースを作ろうとして、コインケースの芯材を抜いた試作をしたところ、フニャフニャで使いにくすぎて即却下になったことがありました。
芯材も色々な種類や厚みがあり、試作段階で色々つくり一番良いものを採用しています。
0.4mmの芯材にするか、0.6mmの芯材にするかのようなコンマの世界で選んでいたりします。
外に付けるカードポケットです。刺繍マークを付け、側面を磨きます。
マチの革とファスナーを繋げた状態です。他のパーツと組み合わせてキーケースが出来上がります。
完成するとこんなスマートキーキーケースになります。
このファスナーの付け方は「落とし込み」と呼ばれる方法で、ファスナーが沈んでいるのが特徴です。
横から見た時に、ファスナーが本体よりもはみ出ないためシルエットがスッキリして綺麗に見えます。
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