ミシンの上の小さな箱

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少し前に革小物は両面テープで仮止めしてから縫製するということをお話しましたが、

両面テープが貼ってある箇所を縫製していると、針や糸にテープの糊が付着します。

そのまま縫製を続けると、糸の滑りが悪くなり、糸切れや糸調子の狂いが発生します。

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それを防ぐのが、「上糸給油器」と呼ばれるこの小さな箱です。

箱の中にシリコーンオイルを入れ、上糸が通るように設置します。

ここを通った糸はシリコーンオイルが塗られて滑りがよくなり、糸や針に両面テープの糊が付きにくくなります。

マグネット式で取り外しができるため、必要な時だけ使います。


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