次回の新作、箱マチコインケースです。
右はフタの部分に使うパーツです。
ヘリの部分を裏側に折り返して縫う、ヘリ返しという技法でつくられます。
左の完成見本と比べると、パーツが一回り大きいのがわかります。
2本線刺繍の下と右のスペースを見ると違いがわかりやすいです。
裏はヘリ返ししやすいように革を返す外周部分だけ薄くしています。
白っぽくなっているのがわかります。
これを「漉（す）き」といい、専用の機械で部分的に薄く加工します。
ヘリ返ししやすい薄さに漉くのも職人の技術と経験が必要です。
ヘリ返しでつくられる革小物にはこの「革を漉く」という工程が必ず入ります。
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