コンマの世界を断つ

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「デルタ」ロールペンケースの製造風景です。

大きめに裁断したパーツを貼り合わせ、「本型」と呼ぶ刃型で「抜きなおし」と呼ぶ再裁断を行います。

こうすることで、最初から本サイズでつくるよりも、形もサイズも綺麗な仕上がりになります。

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縫製したあと、ほんのわずかに出ていた、革が伸びた部分を革包丁で断っているところです。

コンマ1、2mmの世界で、見た目ではほとんど分かりません。

職人が言うには、見た目では分からないが、こうすることで手触りがまったく違うとのこと。

職人魂を感じた瞬間でした。

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このあと、革製の巻きベルトと、下の写真にある金属製のギボシを打ち込みます。

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「デルタ」ロールペンケースの完成です。


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